The Waste Round


















アルバム『境界の橋』

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僕らは境界線を引くことで、理性を発達させ、その引き替えに感情を引き裂いてきたのではないか。もう戻らない時間の中で、生活を、文化を守りながら、もう一度僕ら自身を取り戻す。境界線を消すのではなくて、越境し、繋いでいく。Mix・Mastering Engineerに宇多田ヒカル『Automatic/time will tell』のarranger磯村淳を迎え、ボーカル矢萩邦彦の哲学と社会性を強く押し出した1stミニアルバム。

01◆モノクローム(詩・曲:矢萩邦彦)
 生と死、残した者と残された者、記憶と共に生きてゆく覚悟。
事件に巻き込まれて、大切な人を失った人が、事件時に被害者がまとっていた洋服を真空パックにして保存していると話していた。「記憶は消えるなんて、時が解決してくれるなんて、慰めにならない。私は、忘れることなんて望んでいないんです」。僕らはあまりに無責任に、記憶を扱っていないだろうか。経験が、生きてきた意味が違うように、記憶の価値も違う。誰もが大切なものと共に生きていく希望を。
02◆Never(詩:矢萩邦彦・曲:石村広幸)
 過去と現在、部分と全体、約束と未来、限りなき拡散の果てへ。
白い息が世界に還るみたいに、僕らは拡散する。熱力学第二法則。あんなに想った情熱は放射して、愛は冷めてしまうのか。あの頃、何にも分からなかった僕は、自分勝手に愛して、永遠を願って、傷つけて、傷ついて、独りになった。きっと、失わなければ分からなかった。そう思わなければ、未来がなかった。それでも昇る太陽と、太陽に向かう木々は、都市の喧騒にも負けず、人間のエゴにも破壊にも負けず、僕を見下ろしていた。僕らは、見失っただけ。きっといつか、ああ、ここにいたんだねって。微笑んで、目を閉じる。刹那に離れても、同じ空の下で生きていくための愛の歌です。
03◆石(詩:矢萩邦彦・曲:高村航)
 僕が、あきらめただけ。絶望に対して絶望すれば、もう希望しかない。
僕らは蹴る。それは、意志か、遺志か、ただの石か。誰かの想いなのか、自分の思いなのか。過去なのか、未来なのか、今この瞬間なのか。精神なのか、物質なのか。意味があるのか、無意味なのか。僕らは、無意識に、時に意識して、それを蹴る。そしていつか蹴ったことすら忘れて(たまに思い出して)、生きていく。あの日の僕と決別するために、僕はこの詩を書きました。パラレルワールドに「あきらめた僕」を置き去りにして、僕は、未来を取り戻す。そういう覚悟と希望の歌です。
04◆時の砂(詩・曲:矢萩邦彦)
 出逢えた奇蹟、共に過ごした時間、それでも必ず来る朝へ、僕らは祈る。
システムとしての世界と、それを決めつけない感性と。一回性の世界で、すべての存在にかけがえのなさを感じることで、毎日、真っ白に輝く朝を迎えることができると思うのです。
05◆花咲く丘(詩:矢萩邦彦・曲:高村航)
 渦巻き荒ぶる潜在意識の引力、彼岸と此岸、「普通」は、まともなのか。
ある日、家族が向こう側へ行ってしまった。社会復帰は無理だろうと診断され、白い部屋に繋がれました。不条理と共に生きることができない真面目さを、僕らの社会はちゃんと評価できているのか。彼との最後の会話と、境界線の記憶。自戒と世戒を込めて。春を待ちながら。